政府のラバ

国の借金は1114兆円 国民一人当たりの国の借金は901万円 国のGDPが525兆円なので 国の借金はGDPの2倍以上 一般会計予算が101兆円なので 国の借金は一般会計予算の11倍 国の予算を356兆円とすると 国の借金は国の予算の3倍以上 一般会計予算の1/3以上が年金と医療と福祉 つまり主に老人のために消え 一般会計予算の1/4近くが国債費 つまり借金のために消え 一般会計予算の1/6が地方交付かなんかで カネのない地方にばらまかれ 一般会計予算の1/4が実質の予算 101兆円の一般会計予算があっても まともに使えるのはたったの26兆円 一般会計予算のほかに特別会計予算があって そのまやかしの総額は390兆円 わけのわからない会計間のやりとりが90兆円 国債の借換えが103兆円、償還費が88兆円 社会補償給付という聖域が70兆円 地方へのバラマキが19兆円 財政融資資金への繰入が12兆円 つじつま合わせの復興経費が2兆円弱 その他も事務取扱とかで消えてゆく 日本には家計の貯蓄が1755兆円あって 国の借金の1114兆円よりずっと多い だから大丈夫という人がいるけれど 家計の貯蓄が政府のためにあるわけはなく 日銀は政府のために紙幣を刷り続け 日銀に口座を持っている金融機関と 一緒になって国債を買い続け みんなで国の借金を増やし続けている こんなまやかしがいつまでも続くわけがないのに 日銀が紙幣を刷り続け国債を買い続けるかぎり 国債が暴落したり発行できなくなったりはしないとか 日本の企業や個人が海外に持つ資産がたくさんあるから ぜんぜん心配はないよ大丈夫だよとか 日本の借金は円建てなんだよ印刷できるんだよ 返済を迫られてもお札をすればいいんだよって そんな説明で納得しているバカな私たちがいる 財務省が借金を減らそうとしても 反対に借金を増やす政治家がいて 日銀の相場を買い支えるというゲームは 見透かされて外資のカモになり 政府の資産が700兆円あったって 借金返済に使えないものばかりだし 日本企業の金融資産が1200兆円あったって 企業は国の借金のしりぬぐいはしない 借金返済と社会保障と地方へのバラマキで 実質の国家予算は減り続ける 弱っていくのは国家だけではなく 実質の個人所得は減り続けるし それに伴って消費も減り続け 値段がさがればみんなは喜び 喜びとは裏腹に生活は苦しくなり 収入は減り社会保障は増え続ける しあわせはカネではないだとか 日本に誇りを持てだとか どんな話もすり替えられて 本質は消えていく 不倫したとか不正をしたとか 小さなことが大ごとになり 国の借金とかブロックチェインの導入とかは 小さなことになる 借金をどうにかしようにも デフォルトに持って行けるわけもなく 素直で善良な国民は 国の借金なんて気にしない 国の借金が永遠に増え続けても 日本は特別だから平気なのだと そんなことを言っている人たちは あとからなんて言うのだろうか チャウシェスクが倒される前の日まで チャウシェスク万歳を叫んでいた人たちは チャウシェスクが倒された次の日には 同じ広場で失脚を祝ったのだけれど 原爆を落とされ戦争に負けて 天皇がただの人になっても 皇居に集まってくる人たちは 天皇陛下万歳と声を揃える わが国の借金が増え続けている 今朝来た新聞の一面に書いていた だけども問題は 今日の雨 傘がない 行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ 君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ 冷たい雨が 今日は心に浸みる 君の事以外は 考えられなくなる それはいい事だろ なのだろうか